WRITING & DESIGN
「書く」と「描く」という原点を
大切にものづくりに向きあう、
実直な姿勢を体現。
WRITING & DESIGNのコーポレートサイトは、 社名に込められた思いを軸に、二人のつくり手がものづくりへ向き合う実直な姿勢そのものを体現することを目的として制作しました。完成したアウトプットだけでなく、言葉が生まれ、形になり、揺らぎながら定まっていく思考のプロセスまで含めて伝えるため、情報整理型の構成ではなく、体験としてにじみ出る表現をコーポレートサイトに採用しています。

目次



















クライアントについて
WRITING & DESIGN Inc. / WRITING & DESIGN PARTNERS Inc
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事業内容
WRITING & DESIGN Inc. / WRITING & DESIGN PARTNERS Inc.は、高崎卓馬氏・矢花宏太氏が設立したクリエイティブカンパニー。
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特徴
「書く」と「描く」という原点を大切にしながら、言葉と造形の関係性を丁寧に掘り下げながら、コンセプト設計から表現まで一貫して手がけています。
プロジェクトが目指したもの

制作会社のコーポレートサイトにおける情報整理では、実績やプロフィールなどが並ぶことが多いため、今回のクライアントが大切にしている思考の揺らぎや、ものづくりへ向き合う実直な姿勢が伝わりきらない。制作の過程や、言葉とデザインが行き来しながら形になっていく時間は、情報として切り分けるほどに失われてしまう。私たちはそこに課題があると考えました。完成したアウトプットを見るだけでなく、思考が立ち上がり、試行錯誤を経て定まっていく過程そのものに触れられること。閲覧者が「知る」のではなく「感じ取る」体験として、WRITING & DESIGNの姿勢がにじみ出るコーポレートサイトを目指しました。
プロジェクトタイムライン
期間 : 4ヶ月 (2025年4月 ~ 2025年8月)


Point1- ものづくりの姿勢を言葉ではなくビジュアル表現に落とし込んだWebサイト
コンセプト策定
つくりての姿勢から着想した
Webサイト「影の映画」
日本を代表するクリエイターである高崎卓馬氏と矢花宏太氏。その二人が立ち上げた新会社のWebサイトを制作するにあたり、私たちは彼らのキャラクターや仕事への向き合い方に着目しました。二人は物静かで穏やかな人物で、ひたすら自分自身と向き合いながら、真摯にものづくりに取り組んでいます。まっすぐな眼差し、静かに語りかける言葉、机に向かい黙々と書き物に没頭する姿。「書くこと、そして描くこと」という原点を大切にしながら、想像力を無限に広げていくつくりてです。そんな彼らのものづくりへの姿勢そのものを表現しようと試みたのが、「影の映画」です。さらにこの「影の映画」は、それを見る人の想像力をも拡張していきます。どこか懐かしい断片的なシーンが、見る人の心に眠っていた感情や情景を呼び起こし、実際に映し出されているもの以上のイメージを想起させます。「書く」と「描く」を中心に、つくり手から受け取る人へと、想像力が無限に広がっていく構造をかたちにしています。


Point2- Writing = 活版、Design = 情景(影)としてのインタラクティブ映像体験
コンテンツ設計
静けさが導く普遍的な創作の姿勢
Webサイトの舞台は、木漏れ日が差し込む静かな部屋の片隅です。机に向かい黙々と書き物を続ける人物がいるかのような空間で、そこに訪れる小さな奇跡の瞬間を描いています。サイトでは、社名に由来するWriting=活版とDesign=情景(影)を軸に、インタラクティブな映像体験を提供しています。Writingのパートでは、活版を模したオブジェクトを通して、頭に思い浮かんだイメージが文字として世界に生まれる様子を表現。言葉は踊るように書き連ねられ、思考が流れに乗る感覚を視覚化します。一方で文字が消され、書き直される場面もあり、書いては消すという反復は、ものづくりにおける自問自答の連続を象徴しています。言葉が生まれると同時に、情景=Designとしてその背後に断片的なイメージや光の揺らぎが影のように立ち現れます。部屋にいながら旅をしているように、想像の中ではどこにでも行け、どんなことでも起こり得る自由で温かな世界が広がります。


Point3- WebGLによるフォトリアルな木もれ日の表現
WebGL実装
木もれ日に対する
こだわりと試行錯誤
モノクロの実写映像のように見える本サイトは、すべてWebGLによって描画されるインタラクティブコンテンツです。あらかじめ用意されたプリレンダリング映像ではなく、WebGLによるリアルタイムレンダリングによってフォトリアルなCG表現を実現しています。木漏れ日を生み出す木々は、訪問ごとに異なるパラメータで生成され、ほぼ無限に近いバリエーションを持ちます。ユーザーの操作に応じて光や影の表情が変化し、同一の状態が繰り返されることはありません。また、鑑賞者を画面の外に置くのではなく、映像世界の内部に位置づけるための仕組みとして「セルフィーモード」を開発しました。鑑賞と参加の境界を曖昧にすることで、ユーザーの存在が画面上の構成要素として組み込まれる設計となっています。

作り手の声
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岡部
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高崎さん・矢花さん、2人のことだけを考えてつくりました。純度100%のラブレターのようなサイトです。
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タイ
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新しい体験との出会いにワクワクする日々でした。
手を動かさずとも、どこかへ連れていってくれる、そんなサイトができました。
素敵な機会をありがとうございました。
アワード
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The FWA
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FWA OF THE DAY
クレジット
CLIENT: WRITING & DESIGN / WRITING & DESIGN PARTNERS
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Creative Direction, Art Direction, Design: イム ジョンホ(mount inc.) / Planning, Art Direction, Technical Direction, Development: 岡部 健二(mount inc.) / Design: タイ トウオン(mount inc.) / Produce: 吉田 耕(mount inc.) / Project Management: 仲橋 祥子(mount inc.) / Copy Writing: 高崎 卓馬(WRITING & DESIGN) / Translation: リリア・シルバ(LATINA FORTIS) /Music: 青柳 拓次(Little Creatures)